東京大学では「メタバース工学部」を設立しました。
中高生・保護者・
「メタバース工学部」は、すべての人々が最新の情報や工学の実践的スキルを獲得して夢を実現できる社会の実現を目指しており、デジタル技術を駆使した工学分野における教育の場です。東京大学大学院工学系研究科・工学部が中心となり、産官学民一体となり、DX人材の育成を進めます。
【1】設立の目的
近年の急速な技術発展や、働き方の多様化などがもたらした産業構造の根本的な変化により、さまざまな立場の人々の間で最新の工学や情報学を習得したいという需要が高まっています。一方、社会全体では、先端テクノロジーが次々に生まれ、データによる価値創造が急速に進む中、データやテクノロジーを活用して未来社会を構想できるDX人材が決定的に不足しています。こうした背景のもと、工学や情報の学びの機会や工学キャリアに関する情報を多様な人々に提供することが「メタバース工学部」設立の目的です。「メタバース工学部」は、工学分野におけるダイバーシティ&インクルージョンを基本コンセプトとする新しい学びの場ならびに工学キャリアに関する情報を提供することを目指します。年齢、ジェンダー、立場、住んでいる場所などに関わらず、すべての人が工学や情報を学べる教育システムを構築します。特に、工学や情報の魅力を女子中高生に伝え、DX人材育成のダイバーシティ推進を加速します。
【2】工学教育プログラムについて
メタバース工学部は、以下の工学教育プログラムを提供します。
工学や情報の魅力を早期に伝えるため、中高生を主たる対象として、産業界と大学が連携した工学教育プログラムを提供します。具体的には、大学での工学の学びや卒業後のキャリアを伝える授業、商品開発のような体験型演習、研究室見学などをオンラインと対面を組み合わせて実施します。
(2)リスキリング工学教育プログラム(略称:リスキリング講座)(主な対象:社会人・学生)
社会人や学生の学び直しやリスキリングを支援することを目的として、人工知能・起業家教育・次世代通信などの最新の工学や情報をオンラインで学ぶ教育プログラムを提供します。リスキリング工学教育プログラムは、2022年秋からスタートします。受講者のニーズやレベルに合わせた多様なコースを順次開講し、受講生には科目毎に修了証を発行します。上記の工学教育プログラムに加えて、工学キャリアに関する総合情報サイトを立ち上げて、ロールモデルが少ない女性工学キャリアの情報提供などを通じて、工学分野におけるダイバーシティ推進を加速します。また、キャンパス訪問、疑似入社の体験談や座談会など、当事者目線でリアルな情報を発信します。【3】申し込み方法
(1)ジュニア講座ジュニア講座への参加は無料です。当面、講座やイベントごとに参加募集を実施して、個別に申し込みを受け付けます。参加募集は、このホームページで8月31日に告知しますが、近日中にSNSを立ち上げ、募集の連絡を円滑に進めます。
※講座情報については以下のページをご覧ください(2)リスキリング講座
リスキリング講座への社会人の参加は、法人単位での申し込みとしています。法人会員の募集については【5】をご参照ください。社会人以外の参加(中高生、既卒生、高専生、大学生、大学院生など)は、当面、AI講座のみを受け付けます。参加は無料ですが、応募条件があります。また、D&Iの実現にむけて、法人単位の申し込みとは別に、社会人の個人枠(応募条件あり)を準備する予定です。詳細は決まり次第、8月31日にこのホームページにて告知します。【4】今後の関連イベント(予定)
・8月21日:中高生向け工学部サマースクール・9月23日:メタバース開講式・10月以降、リスキリング講座が順次開講します。
【5】法人会員の募集について
メタバース工学部では、産学が緊密に連携して活動します。主旨に賛同、ご協力いただける法人会員の募集を始めております。応募条件や申し込みの詳細は、【6】の問い合わせフォームからお願いします。
【6】問い合わせ先
メタバース工学部事務局(東京大学大学院工学系研究科内)
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/contact/metaverse
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