【情報Ⅰ】来春(2022年度)高校で必修化 学習する言語は?

大学入試 教科「情報」
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来春(2022年度)高校1年生から「情報Ⅰ」が必修となり,全員がプログラミングやデータ分析などを学習することになります。

大学受験科目 教科「情報」のテストってどんな問題が?
2022年の学習指導要領の改訂で導入される新しい科目として「情報」 2024年度以降の出題教科の再編によって、大学入試に教科「情報」が加わります。 なかなかちょっとプログラミングをやっていました。コンピュータできます。のレベルでは解...

こちらで,大学入試の「情報Ⅰ」の試作テスト問題を掲載しましたが,実際に高校で学習するのはどんなことなのでしょうか?

教科書に掲載される学習するプログラミング言語

第一学習社

  • Python(パイソン)
  • 表計算マクロ

数研出版

  • Python(パイソン)
  • JavaScript(ジャバスクリプト)
  • 表計算マクロ

日本文教出版1

  • Python(パイソン)
  • JavaScript(ジャバスクリプト)

日本文教出版2

  • Scratch(スクラッチ)

開隆堂

  • 表計算マクロ

東京書籍 1

  • Python(パイソン)
  • Scratch(スクラッチ)

東京書籍 2

  • Python(パイソン)
  • JavaScript(ジャバスクリプト)

実教出版 1

  • Python(パイソン)

実教出版 2

  • JavaScript(ジャバスクリプト)

実教出版 3

  • 表計算マクロ

実教出版 4

  • Scratch(スクラッチ)

朝日新聞より

プログラミング言語について

Python(パイソン)

1990年代初頭ごろから公開されているプログラミング言語で、わかりやすく、実用的な言語として、広く使われ続けています。Pythonはプログラムの「読みやすさ・わかりやすさ」をとても重視していて、Pythonを知らない人でも、理解しやすいようにデザインされています。

システム管理やツール・アプリケーション開発・科学技術計算・Webシステムなどで広く利用されてきました。

2020年度からは、日本の国家資格である基本情報技術者試験で出題されるプログラミング言語に、Pythonも追加されました。従来から選択可能だったCやJavaなどの言語に加え、Pythonもソフトウェア産業を支える基礎技術として活用されていることがよくわかります。

Pythonでできること

Pythonは汎用的なプログラミング言語で、いろいろなアプリケーション開発や、システム管理ツールとして幅広く使われています。ある程度の規模の企業なら、まったくPythonを利用していない、という企業はあまりないでしょう。
Pythonは、さまざまなWebサービスの開発にも使われています。著名なサービスでは、たとえば Instagram はPythonを使ってサービスを提供しています。

JavaScript(ジャバスクリプト)

JavaScript はウェブページにて複雑な機能をできるようにするプログラミング言語です。

例えばHPで住所や名前,電話番号など入力するフォームがあったとします。
それが,正しいかどうかチェック(電話番号の欄に文字が入力されていないかなど)したり,計算などもすることができます。

表計算マクロ

Microsoft ExcelやGoogle スプレッドシートなどで,関数だけでは足りないような複雑な計算をしたり,使いやすくするためにマクロを使います。通常はVBAを利用します。

Scratch(スクラッチ)

今では小学生のプログラミングと言えば,Scratch(スクラッチ)と呼ばれるほど,有名になりましたが,MITメディアラボライフロングキンダーガーテングループによりデザインされ、維持管理されているプログラミング言語です。

世界中の子どもたちに利用されており,簡単な入力とマウス操作で,ブロックをつなぎ合わせながらプログラムを組み立てるので,難しいプログラミング言語を知らなくても,簡単にプログラムを作成することができます。

公式ページ

情報の劣化は大丈夫?

どんどん新しい技術が生まれ消えていく情報の世界。数年たてば,すでに過去のものになったりします。ましてやバージョンアップも頻繁です。昔はこれが正解だったのに今は×みたいなことになりそうですね。

そして,高校生ぐらいになると,元々プログラミングをやっていたり,コンピュータの分野に興味があるお子さんはこれでは物足りないでしょう。

その差を埋めていくのがなかなか大変なのではないでしょうか?

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